日本史オンライン講座 秦野&松本

大学講師秦野裕介と高校教師松本恵司のコラボによる日本史オンライン講座。秦野先生が解説する「研究者と学ぶ日本史」、そこで学んだ知識を高校生向けにアレンジして松本が作った「高校生のための日本史」があります。
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蒙古襲来 文永の役・弘安の役の戦闘 研究者と学ぶ日本史32

ひと昔前まで元寇という言葉が一般的でしたが、オンライン講座では、モンゴル戦争という言葉を使っています。教科書を見ると蒙古襲来(元寇)という表記になっていて元寇のとらえ方が変化していることがわかります。

台風(神風)が来て元軍が壊滅したという説も検討が進み、山川の教科書は「九州地方の武士がよく戦ったことが理由」と書いています。では、実際にどのような戦闘であっのたのでしょうか、元軍はどの地点に上陸し、幕府勢はどのように対応したのか?、オンライン講座では、戦術目標・戦略目標は何だったかを二時間にわたって解説していただきました。

攻防のポイントは今の福岡城付近でした。元軍はどのようにして上陸したのか、日本側は水際作戦をとったのか、上陸させて騎馬戦に持ち込んだのか、など様々な観点から授業が進みます。

「元軍の集団戦法の前に一騎打ち戦を主とする日本軍は苦戦に陥った」という教科書的な見方についても検討します。かつて、鎌倉武士の戦術が劣っていたように思われていたのは八幡愚童訓の記述に拠っていたからでした。八幡愚童訓は神が戦って元軍に勝利したという資料です。

蒙古襲来においては、武士も戦い、神も戦ったのです。ただ、武士は武士が頑張ったから勝ったのだ、神は神が頑張ったから勝ったのだ、と主張します。神の側の資料では、武士の戦いの実相はわかりません。

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研究者と学ぶ日本史

2019.11.13 Wednesday