日本史オンライン講座 秦野&松本

大学講師秦野裕介と高校教師松本恵司のコラボによる日本史オンライン講座。秦野先生が解説する「研究者と学ぶ日本史」、そこで学んだ知識を高校生向けにアレンジして松本が作った「高校生のための日本史」があります。
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退職記念の授業 てまきねこ2018.02(番外)

高校3年生の日本史と世界史の授業が1月末で終わる。3月で40年余り勤めた県立高校を退職し、4月からはフリーランス。今、決まっている仕事は市民講座の日本史担当。

2月は授業がなく、この機会に知識をリフレッシュしておこうと図書館で岩波の日本史講座を借りてきた。歴史の授業は変化しないように見えるが、新しい発見や学説の登場によって変化する。古代の古墳や中世の荘園など、私たちが高校時代に学んだものとは様変わりしている分野もある。新しい知識を仕入れて市民講座の準備をしようと思う。

職員室の机や本棚を片付け、パソコンのなかに残るプリントやファイルを断捨離していて録画を思いついた。世界史の授業をすることはなくなるから、退職記念に授業を記録しておくのも悪くはない。プリントのデータからパワーポイントを作り、解説を加えてインターネットの動画にする。高校生用のプリントを修正し、加筆していくと高校生のレベルを超えたものになっていく。

受験に使うわけではないので、王様の名前など細かい単語を削って説明をすっきりさせ、代わりに余談を増やす。歴史に興味のある社会人向けなら面白いかも知れないなと思い、YouTubeに公開して「大人のための高校世界史」と名づけた。モニターを眺め、自分の作品ながら良くできていると自己満足。

これまで学校の授業は「チョーク&トーク」が主流であったが、講義形式の授業は録画に置き換わってしまいそうだ。教師には調査や討論など録画ではできない授業が求められるようになる。市民講座では?私は受講者の人生経験を活かすような授業を作れたら良いなあと思っている。

 

670文字のエッセイ一覧

2019.11.13 Wednesday