日本史オンライン講座 秦野&松本

大学講師秦野裕介と高校教師松本恵司のコラボによる日本史オンライン講座。秦野先生が解説する「研究者と学ぶ日本史」、そこで学んだ知識を高校生向けにアレンジして松本が作った「高校生のための日本史」があります。
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青信号は緑色 2018.10

青信号は緑色に見える。何故?と思うが、当初は緑信号と呼んでいた。英語ではGreenLight。日本語は青と緑を曖昧に使う。人間が色を発見したのは、最初に白と黒、続いて赤と青で、ここまでは万国共通。その次の色は日本では黄色と茶色。日本語の形容詞で色に関係するのは、白い・黒い・赤い・青い、そして、黄色い・茶色いということから日本人が色を発見した順序がわかると説明する。

色を認識した理由は何だろう?白と黒は昼と夜。周囲を見渡して最も多い色はGreen。山・海・植物と自然はGreenで満ちている、これが青。今の日本語も、山は青い、海は青いと表現する。赤は二つ思いつく、木の実と動物の血。火は明るさから白にする。黄色は稲穂で、茶色は枯れ葉かな。色の由緒を書いた本を読んだことがなく、あてずっぽうだがそんなものだろう。

いつの頃からか、日本人はBlueを発見したが青と緑の区別を曖昧にしたまま支障なく暮らしてきた。Blueは不思議な色で自然界にはあまり存在しない。周囲を見渡して目につくBlueは人工のものが多い。自然のなかにあるBlueは青空。人間は空から青を発想しなかったのだろうか?と考えて二つの仮説を思いつく。①太陽や空は明るいから白なのだ ②青空・夜空と変化するから空には固定した色がないのだ。

五行説は、青赤白黒に東南西北と春夏秋冬を割り当てて青春や白秋を作り出した。動物は青龍・朱雀・白虎・玄武。土俵の四方には青房・赤房・白房・黒房があり、青房はGreenを使う。意外なところではオスマン帝国。首都イスタンブールの北を黒海、南を紅海と呼ぶ。平安京も四神相応の地である。なお、中央は黄色で聖獣は麒麟とされている。

 

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2019.11.13 Wednesday