日本史オンライン講座 秦野&松本

大学講師秦野裕介と高校教師松本恵司のコラボによる日本史オンライン講座。秦野先生が解説する「研究者と学ぶ日本史」、そこで学んだ知識を高校生向けにアレンジして松本が作った「高校生のための日本史」があります。
 090-5016-4520
お問い合わせ

春は出会いの季節 てまきねこ2019.04

四月になるとクラス替え、担任は誰かと生徒はワクワクドキドキ。教師も最初の授業ではどんな生徒がいるのかとワクワクする。

映像が創り出す教師像は時代とともに変わってきた。1960年代は「キューポラのある街」で加藤武が演じた、中学校の野田先生だろうか。生徒役は吉永小百合。家が貧しいために修学旅行にも行けず高校進学を迷う。先生は彼女を励まし、定時制高校に進学させる。

1980年代には荒れる学校が話題になった。この時期を代表するのは「金八先生」。武田鉄矢扮する坂本先生が体当たりで様々な問題を解決していく、職員室の外にいる人には評価の高いドラマ。

2000年代になると「ドラゴン桜」。元暴走族の駆け出し弁護士桜木先生が底辺校の生徒を指導して東大をめざす。先生役は阿部寛。世の中は学歴、受験はテクニックという身も蓋もない設定だが、教師には支持者が多く図書室に原作の漫画がおいてあったりする。

あなたが好きな教師像は?と問われると、映画「太陽を盗んだ男」で沢田研二が演じた城戸先生。冴えない中学教師が原子爆弾を作ってしまうというストーリー。学力は高いが生徒の行動や内心には無関心という教師像で、意外なことに支持者が多い。金八先生と城戸先生が同 じ年に登場したのが興味深い。2020年代はどのような教師像が現れるのだろうか。

始業式が終わり、初めてクラスに行くと「せんせい」と言って近寄ってくる生徒がいる。最初の授業のときにもそういう生徒がいる。何故か引き合うものがあるのだろう。 彼らを中心にクラスや授業を運営すると上手くいく。結局、先生と生徒の相性が大切なのだ。

 

670文字のエッセイ一覧

2019.11.12 Tuesday